ワイルドフラワーエッセンスの紹介、第3弾は、『ブラック・カンガルーポウ』です。
花の特徴
西オーストラリア州パースから北方のジェラルトンにかけての荒れ地に生息します。
カンガルー・ポウという名前の通り、カンガルーの前足に似た形の花を咲かせます。
高さ約1m程まで成長し、ベルベッドのような独特の肌触りの花が咲きます。
ブラック・カンガルー・ポウは茎も蕾も真っ黒です。そして、蕾がほころび、花が咲き始めると黒一色の下に、綺麗で鮮やかな緑色が顔を覗かせます。
キングスパークにて |
この花のエッセンスのタイトルは【愛と許し】
忘れることが出来ない程の憤りや精神的外傷の後に、再び明るい輝きと感受性を取り戻すためのエッセンス。
私が初めてブラック・カンガルーポウを見たのは、パースのLiFE Academy近くの道路脇。
まだ花が咲く前は蕾から茎まで本当に真っ黒でした。
この黒色と花の緑色に注目してみます。(前回も黒色のお話でした)
黒は私自身は好きな色なんですが、「何もかも飲み込んで黒にしてしまう」イメージが強いです。
今回のは真っ黒の下から綺麗な緑(どちらかというと黄緑色)花を咲かせることが、このエッセンスを象徴しているように感じます。
緑色のポジティブな要素は、滋養を与えて養育したり、おおらかさや平安です。
全てを覆っていた黒(怒りや嫌悪などのネガティヴ感情)が綺麗な緑色の花を咲かせることで愛と許しが芽生え、心が解放され自由になり、人生をポジティブに前進してくことが出来ます。
ブラック・カンガルー・ポウに起こりやすい状態の一つとして、
「親や権力者などから不当に支配され嫌悪感を持ち、その後の人生で問題が再現されてしまう」というものや、「過去や現在の問題で、相手に対して思わずカッとなてしまう」などが挙げられます。
この花のことを書いていて感じたのは、
いま世界中に広がっているBlack Lives Matterの運動です。
綺麗な緑の花を咲かせて、暴力や暴動ではなく、同じ人間として隣り合って、手を取り平和的にデモを行なっている多くの人たちの姿と重なりました。
私たちすべての人間が、陰湿さや人を傷つける行いから自由に解放されなければいけないなと思います。
88種類の花レシピでは、こんなふうにそれぞれの花の特性を1つ1つじっくりと一緒に感じて学んでいく講座になります。
Pohala
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